DOCHABEN FINAL
〈秋田〉

ちょっと前まで、
「田舎で起業なんて成り立たない」「足を引っ張られるよ」
なんて言われていた。

時代は変わった。

田舎に移住して起業するという選択肢も、
地域の人や自然や文化を活かした事業をつくることも、
地域の成長企業に入って社内起業することも、
地域に根ざした事業を受け継ぎアップデートすることも、
2拠点居住や複業というライフスタイルも、
田舎から世界各地とつながることも、
いまや、新しいあたりまえになりつつある。

2015年に秋田ではじまった「ドチャベン」=土着ベンチャー。
地域の暮らしを楽しみながらアドベンチャーする人たちが、共に学び合い、
挑戦を支え合うためのプログラム。
延べ2200名以上が参加し、50名ほどの
“新種”のアントレプレナー(移住者・起業者)が誕生。
参加者や受賞者だけに留まらず、その熱量は各地へと広がっていった。

“多様な起業スタイルが混ざり合う秋田”という、森のような生態系は、
もはやプログラムなどなくとも、自然と育まれていくのかもしれない。

だから今年は、ドチャベン第一章のファイナル。
さあ、多様性うごめくジャングルに飛び込んで、寛容さあふれる田舎を楽しもう!

ドチャベンの旅路Dochaben's Journey

2015〜ライフスタイル〜

少子高齢化先端地域で
の暮らしと挑戦
土着ベンチャー・移住起業
というスタイル

うまれた取り組み

  • 内装木質化モジュール
  •  
  • フルーツの定期購入サービス
  • ハイブリッドスクーリング(新しい学びの環境)
  • 米の加工食品
  • ゲストハウス など
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2016〜人〜

地域に暮らす“人”の個性や
想いを起点とした事業創造

うまれた取り組み

  • 物流シェアリングプラットフォーム
  •  
  • 燻製プロダクトの製造販売
  • 秋田産農産物の加工販売
  • 関係人口創出事業 など
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2017〜地域ビジョン〜

教育県・秋田の資産を活用する
事業創造「教育シェア宣言」

うまれた取り組み

  • 高校と連携した教育プラットフォーム
  •  
  • 地域の若手世代の起業支援スキーム
  • 自然や暮らしを体験する田舎体験ツーリズム
  • 空き家バンク など
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2018/2019〜あり方〜

人や地域や自然との
関わり合いの中で
自然発生的にうまれる創造性
「野生的起業論」

うまれた取り組み

  • 弁当屋×農家の連携事業
  • 移動型飲食
  • 地域イベントオーガナイズ
  • コリビングスペース運営
  • 星空に関する場の企画運営
  • クロモジ茶の製造販売
  • 花火ツーリズム など
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2020〜文化〜

自然と共にある暮らしを土台に、
文化と経済を両輪で育む
起業・事業承継「文化経済両輪地」

うまれた取り組み

  • 自然を活かした教育・研修
  •  
  • 廃棄農産物の利活用プロジェクト
  • 食事業を通じた里山再生
  • 地域体験旅行事業
  • 地域の持続可能性に関する研究スキーム など
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2021〜だけじゃない起業〜

ゼロイチ起業・事業承継起業・
社内起業・多拠点居住や複業など
多様な起業スタイル
「だけじゃない起業」

うまれた取り組み

  • 菓子店の事業承継
  •  
  • 農家民宿の事業承継・体験コンテンツ開発
  • 婚活支援事業
  • 比内地鶏専門店
  • 菌糸体を活かした研究開発 など
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インタビューInterview

インタビューInterview

多様な起業スタイルが混ざり合うジャングル"秋田"で
活躍する起業家たちのインタビュー

プログラム概要Program overview

「ドチャベン」は、秋田を舞台にした
多様なスタイルを支援する起業家育成プログラムです。

プログラムは全6ヶ月。
9月のキックオフを皮切りに、
地域に根ざした土着な起業家達によるセミナー
秋田へのフィールドワーク、ゼミ形式プログラム(伴走支援)、
2月には集大成としてのピッチイベント(賞金あり)の機会を提供していきます。

0→1の起業
秋田の大地に身を浸し、
自らの想いを原動力に新たな事業を生み出す。
(新規に法人を立ち上げる、いわゆる“起業”)
社内起業
秋田の成長企業(起業家)とタッグを組み、
自らの想いとの重なりの中で、
新たな事業を生み出す。
(“社内起業家”として地域企業に所属し、
その基盤の上で全力投球)

事業承継起業
秋田で事業承継先を探している
事業者の想いを受け継ぎ、
変化する時代の中でアップデートする。
("事業創造型承継"とも呼べる)

それ以外にも・・・
まずは地域の成長企業や
伝統産業で働きながら、起業家精神を育む。
(中長期的な起業へのステップ)

講師・メンターTeacher・Mentor

講師・メンターTeacher・Mentor

小原 祥嵩
Yoshitaka Ohara

株式会社このほし 代表取締役

大学・大学院では非線形力学を専攻し、木星の衛星エウロパの表面地形形成メカニズムを研究。卒業後、日本IBMにて、戦略コンサルタントとして複数業界・業種のクライアントに対する組織・業務変革の支援を行う。2010年にハバタクを創業、日本とベトナムを行き来する多拠点生活。2020年5月、五城目町に移住。人と自然が繋がりなおす暮らしの実践を目指す。国際教養大学連携研究員。
https://konohoshi.net/

小友 康広
Yasuhiro Otomo

株式会社小友木材店 代表 / 株式会社花巻家守舎 代表
株式会社上町家守舎 代表 / クラウドサーカス株式会社 取締役

異業種6社を東京と岩手で経営するパラレル経営者。1983年花巻市生まれ。老舗木材屋の長男。2005年ITベンチャー企業に就職、2009年子会社設立、役員就任(現職)。2014年株式会社小友木材店の代表取締役に就任。リノベーションまちづくりを学び、2015年に同志3名と株式会社花巻家守舎を設立、2016年花巻市の老舗百貨店の閉店を同手法で引き継ぐために株式会社上町家守舎も設立し、共に代表取締役。
http://www.otomoku.co.jp/

松浦 真
Makoto Matsuura

合同会社G-experience 代表

大阪府出身。2007年にNPO法人cobonを設立し、関西を中心に「こどものまち」事業やアーティストの交流事業を展開。2016年4月に2人の子どもと共に五城目町に移住し、合同会社G-experienceを設立。2020年4月より、秋田県五城目町議会議員。
https://g-experience.org/index.html

宮本 吾一
Goichi Miyamoto

株式会社GOOD NEWS 代表取締役

1978年東京都生まれ。2000年にオーストラリアで1年滞在後、東京から栃木県那須町へ移住。リアカーをコーヒー屋台に仕立てた「リアカーコーヒーUNICO」やハンバーガー専門店「Hamburger Cafe UNICO」を手がけ、2010年に那須の生産者、事業者を巻き込み那須地域のマルシェ「那須朝市」を開催。2014年にマルシェから生まれた実店舗「Chus-チャウス-」を開業し、2018年から酪農家と共同で開発した那須の銘菓「バターのいとこ」を手がける。2022年、持続可能なまち「GOOD NEWS」をオープン。
https://gooooodnews.com/

岡住 修兵
Shuhei Okazumi

稲とアガベ株式会社 代表取締役

1988年福岡県出身。神戸大学経営学部卒業後、秋田の新政酒造で4年半、日本酒醸造に従事。2021年秋田県男鹿市にて「稲とアガベ」を創業。同年11月に醸造所をスタート。酒粕等を活用する食品加工場「SANABURI FACTORY」など、男鹿を拠点とした酒造り以外の事業も複数準備中。醸造過程で出る酒粕を使う「発酵マヨネーズ」の事業展開や、クラフトサケブリュワリー協会の設立など。
https://inetoagave.com/

東海林 諭宣
Akihiro Shoji

株式会社See Visions 代表取締役
株式会社スパイラル・エー 代表取締役

1977年秋田県美郷町生まれ。東京でデザイン事務所に就職し、その後秋田と東京の2拠点で活動。2006年に秋田市にて「株式会社See Visions」を設立。店舗、グラフィック、ウェブなどに関わるデザインや、編集・出版・企画・運営などを手がける。近年では「株式会社スパイラル・エー」を設立し、秋田市中心部で飲食店「酒場カメバル」、「亀の町ベーカリー」、飲食雑貨店「亀の町ストア」、「センシューテラス」を運営。自社が入居する2015年のヤマキウビルリノベーション事業を機に、2019年6月にオープンした「ヤマキウ南倉庫」など、エリアの価値を上げる活動を手がける。現在は、各地の町の魅力を引き出す活動を精力的に行っている。
http://www.see-visions.com/

丑田 俊輔
Shunsuke Ushida

ハバタク株式会社 代表取締役
シェアビレッジ株式会社 代表取締役
プラットフォームサービス株式会社 代表取締役

千代田区の公共施設をまちづくり拠点として再生する「ちよだプラットフォームスクウェア」、日本IBMの戦略コンサルティングチームを経て、2010年にハバタクを創業。新しい学びのクリエイティブ集団として、国内外を舞台に様々な教育事業を展開。2014年より秋田県五城目町を拠点に、田舎発起業家を育む「ドチャベン」、古民家を舞台に地域をつなぐ「シェアビレッジ」、遊休施設を遊び場化する「ただのあそび場」、住民参加型の小学校建設「越える学校」支援、住民出資による温泉再生「湯の越温泉」等を推進。2021年、共創型コミュニティプラットフォーム「Share Village」を公開。
https://sharevillage.co/

よくある質問Q&A

どのような人が参加対象ですか?

本取り組みにご興味のある方はどなたでも参加いただけます。自ら秋田での移住や起業・事業創出を目指す方も、サポーターとしてチームに参画したい方も、研究員として本年のテーマを探究したい方も、まずは是非ご参加ください。ただし、参加希望者が多数となった場合は、秋田での移住や起業・事業創出への本気度の高い方を優先的にご案内させていただく場合がございますので、あらかじめご了承願います。

現在会社で働いているのですが、 参加できますか?

はい。参加できます。なお、セミナーは平日夜に現地開催(東京都内または秋田県内)及びオンラインにて、フィールドワークは休日に秋田県内にて開催予定となっておりますので、ぜひご検討ください。

参加費用はかかりますか?

参加費はかかりませんが、フィールドワークへの参加に要する宿泊費・交通費・飲食費は参加者負担となります。

起業・事業創出の場所は、 秋田県内でなくてはならないのですか?

はい。このプログラムは秋田県内にて、2023年4月以降を目処に起業・事業創出を目指す方が対象です。ただし、多拠点居住や複業をはじめ、時代の変化の中で生まれつつある様々なスタイルを受け入れていきます。

既にビジネスプランを 持っている必要がありますか?

いいえ。漠然と地域での起業・事業創出を考えている段階でも構いません。ご参加いただく中で、アイデアを具体化していくことも可能です。

過去に同種のプログラムに参加しましたが、 今回も参加可能ですか?

はい、参加可能です。ぜひご参加ください。

居住地に関する制限はありますか?

プログラム自体はどなたでもご参加いただけますが、「ピッチイベント」の賞金対象者に関しては、下記要件に該当する方のみとなります。また、「フィールドワーク」や「ゼミ形式プログラム」の参加希望者が多数となった場合は、下記要件に該当する方を優先的にご案内させていただく場合がございます。
●2022年10月1日現在、「秋田県外に住所がある方」または「県外から秋田県内に転入し36ヶ月以下の方(2019年10月1日以降、秋田に転入された方)」
●その他の県内在住者の方は、上記に該当する方を代表者とするチームでのエントリーが可能
●起業前後のタイミングで、チームの代表者が、県内市町村に住民登録を行う意思を持っている
● 他のビジネスコンテスト等に応募したプランではないこと